節分
2021年8月13日
節分の由来や、立春との関係
節分とは、「鬼を追い払って新年を迎える、立春の前日の行事」です。立春の前日ですが、立春の日付は年により異なるため2月3日とは限りません。二十四節気において立春は新年の始まりで、節分は大みそか的な日。
旧暦の大みそかとも日付が近く(時に重なることもありました)、江戸時代までは同じように一年の締めくくりの日でした。
鬼を追い払う行事は、「おにやらい」(追儺)という宮廷の行事が発祥だそう。殿上人(てんじょうびと)と呼ばれる身分の高い貴族が、桃の弓、葦の矢を持ち、鬼に扮した家来たちを追いかけて逃走させる…というものでした。おにやらいは、宮中ではだんだん廃れて行われなくなるのですが、各地の寺社が形を変えつつ受け継ぎ、庶民にも浸透していきました。